新築時に5年保証のシロアリ予防をしたが、その後の更新はした方が良い?と迷う人も多いじゃろう。
シロアリ予防は決して安い金額ではない。じゃが、更新をせずにそのままにしておくと、シロアリにとっては攻め放題な家になってしまうのぉ。
今回はそんな迷えるお主のために書いたページじゃ。\ どの業者にするか迷ってるなら /
達人おすすめ業者はコレ!耐震性に大きな影響…、シロアリ被害の実例
これらの写真の通り、シロアリの被害に合うと気づかないうちにあれよあれよと言う間に床下だけでなく、家の様々な木材を食い荒らされてしまいます。
被害が出てからすぐに気づくことはほぼ不可能なので、気がついたときには大きな被害に繋がっていることがほとんどです。(家の中で羽アリが大量発生して初めて気づくことが多い)
特に床下の梁などの主要構造部材が食われてしまうと、建物の耐震性に大きな影響を与えることになります。
実際に「阪神淡路大震災」や「東日本大震災」で倒壊した家は、国土交通省の研究機関などの調査によると、なんと8割がシロアリ被害や木腐朽被害などが出ている住宅だったとのこと。(公益社団法人 日本しろあり対策協会)
蟻害の修繕費用は○百万円!?
もしシロアリ予防をせずに、その後にシロアリ被害を受けてしまったら、修繕費用は一体いくらかかるのか気になりますよね。
どれくらい被害が多いのかによって費用は大きく変わってきますが、早めに気づき被害が一部であった場合は大体10〜100万円が相場になります。
一部であったとしても、それが床下の木材の被害だった場合はいきなり100〜300万円と費用が大幅アップします。
もし被害が大きく、洗面台やお風呂場、床下などあらゆる部分に被害が進んでいる場合は合計修繕費用は300〜1,000万円もかかることも十分にあります。
いきなりだとなかなか辛い金額じゃな…。
でも冗談ではなく、気がつくのが遅かった場合は本当に1,000万円近くかかることがあるので、要注意じゃぞ。シロアリ予防を更新しないとどうなる?
2013年に国土交通省が日本全国のシロアリ被害の実態調査をまとめた「シロアリ被害実態調査報告書」をもとに、予防処理を更新しないとどのような影響が出るか見ていきましょう。
これからグラフを見てもらうのですが、まずは区分の意味は以下になります。
データ区分 | データ基準 |
A区分 | 予防処理を更新しなかった物件 |
B区分 | 保証期間内の物件 |
C区分 | 過去6年以内に駆除したことがある物件 |
要するにA区分がシロアリ予防を更新しなかった家、B区分が保証期間内の家ということですね。C区分は今回は無視しちゃって良いです。
この区分に沿って国土交通省がシロアリ被害の現状調査をしました。
保証期間内、保証期間切れでの蟻害発生割合
その結果、保証期間内(B区分)では約0.5%の床下のシロアリ被害が確認されたが、更新切れ物件(A区分)では約6.2%と約13倍もシロアリ被害発生確率が上がることが判明したのです。
保証期間内、保証期間切れでの劣化割合
また、シロアリ被害だけでなくカビ、腐朽などの発生割合も調べたところ、保証期間内(B区分)は最も被害発生率は低く約 7.3%、保証期間切れ(A区分)の物件の発生率が約 18.6%でした。
なんと、予防を更新しない物件のほうが保証期間の物件より、約2.5倍の建物劣化が判明したのです。
シロアリ予防は蟻害予防だけでなく、建物や木材の劣化にも効果があるというのは知らなかった人が多いのではないでしょうか。
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達人おすすめ業者はコレ!
予防を更新しないと13倍も被害に合う確率が上がるのは驚きじゃな。
また予防は建物劣化にも効果があるので、拙者は予防を更新するのをおすすめするぞよ。被害にあってからじゃ遅いのでな…。
ベタ基礎でも危険!
施工業者にベタ基礎なんでシロアリ被害は出ませんよ、と言われたことはありませんか?
答えはNO!です。ベタ基礎でコンクリートを敷き詰めていたからといっても、シロアリ被害は完全には防げません。
というのもシロアリはたった0.6mmのコンクリートのヒビ割れ(クラック)があれば侵入できます。それだけでなくシロアリはコンクリートの細かい粒子を一つずつ外して穴を空けることもできるんですよ。
上記のようにベタ基礎であっても僅かな隙間を通ってシロアリは床下に侵入してきます。
上記は実際にベタ基礎で被害にあった写真です。まさに典型的なベタ基礎での侵入経路のとおりですね…><。
また、コンクリートは経年劣化で収縮する性質を持っているので、時間経過とともに隙間が広がってしまって、シロアリを侵入させやすくなってしまうのです。
我が家はベタ基礎だからとシロアリ予防をしない方が多く、そのことで逆にベタ基礎の被害も多くなっていることがあります。
ベタ基礎でもしっかりシロアリ予防を行うことが重要です。
戸建ての5軒に1軒がシロアリ被害にあっている!
前述した「シロアリ被害実態調査報告書」によると、調査対象の戸建て約5,000軒中の1,000軒、約20%の家が床下の蟻害が発生していたことが分かったのです。
5軒に1軒がシロアリ被害を受けている可能性があるというのはかなり恐ろしい結果ではないでしょうか。
また、被害にあっている家のほとんどがシロアリ予防の保証期間切れ、もしくは予防自体行っていない家ということが分かっています。
シロアリは土の中や木材の中に潜んでおり、日光に少しでも当たるとすぐに死んでしまう弱い生き物。
なので普段、私達がシロアリを見ることはほとんどありませんが、知らない間に静かに、そしてゆっくりと大切なマイホームをボロボロに食い尽くしてしまう人間にとっては怖い存在です。
シロアリ予防は梅雨前にすべき!
シロアリは暖かくてジメジメした環境が大好きです。逆に寒くて乾燥している冬の時期は大嫌い。というか寒いとじっとして動けません。
上記は日本のシロアリの活動量をグラフ化したものです。
見てもらって分かる通り、梅雨が始まるくらいの5月中旬以降から一気に活動量が増えています。また活動量が増えるだけでなく、個体量も一気に増えます!
女王アリも元気になっていっぱい子供を産むんですね。シロアリは幼虫でも木材を食い荒らします。
なので個体量と活動量が一気に増える前に予防や駆除をして、家をシロアリから守るのが重要なのです。
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達人おすすめ業者はコレ!予防方法は2種類ある
ひとことでシロアリ予防と言ってきましたが、実は予防方法は2種類あるんです。それは従来からの工法であるバリア工法と比較的新しいベイト工法があります。
両者の違いは下記のページで詳しく書いてますので、今回は要点だけまとめて記載しますね。
バリア工法
バリア工法は従来から一般的に行われてきた主流な駆除予防方法で、床下の土壌や木材に薬剤を直接散布してシロアリを寄せ付けない予防方法です。
現在の薬剤だと5年間は予防効果があるのが一般的です。
- 価格が安く済ませられる
- 即効性が高い
バリア工法のメリットはまず価格の安さです。また長年使われてきた工法なので、安心感もあります。直接薬剤を散布するので、施工したその日から家はシロアリから守られます。
安さと即効性を求めているならバリア工法がおすすめです。
- 薬剤を使用すること
- ペットや小さいお子様がいると気になる方も
バリア工法のデメリットとしては、薬剤を直接散布することでの健康面での心配です。
日本しろあり対策協会が認めている薬剤は、しっかり検査を行い人体への影響が限りなく少ない(揮発性も低い)安全な薬剤のみ認可されているので基本的には安心して良いです。
ただ何事も絶対はないかと思いますので、心配な方は業者に相談することおすすめします。少し値段は上がりますが、天然系の薬剤もありますので。
ベイト工法
ベイト工法は近年開発された予防方法で、家の周りにベイトステーションという毒エサを置いた筒を埋め込み、シロアリにその毒エサを食べさせて巣ごと駆除させる予防方法です。
- 健康面での安全性が高く、匂いもない
- 巣ごと駆除できる
ベイト工法のメリットは安全面です。ペットや小さいお子様がいても特に気にせず施工することができます。また、うまく毒エサをシロアリに食べさせることができれば巣ごと駆除させることができるのも嬉しいメリットです。
健康面が心配な方はベイト工法がおすすめです。
- 駆除費用が高く、ランニングコストがかかる場合もある
- 効果に時間がかかる
ベイト工法のデメリットとしては、価格面です。バリア工法より施工の費用が高く、また定期的な監視と処理が必要なので月額などのランニングコストがかかる業者もあります。
また毒エサを確実に食べさせることも100%ではありませんし、もし食べさせられたとしても、効果が出るまでにはおよそ6ヶ月~1年と言われています。
シロアリの予防費用と相場
工法 | 単価相場(税込) | 30坪の金額相場(税込) |
バリア工法 | 6,600円/1坪 2,000円/1㎡ | 約198,000円 |
ベイト工法 | 7,700円/1m | 約350,000円 |
日本しろあり対策協会では、過去にバリア工法で1㎡あたり3,000円(1坪あたり1万円前後)と相場を打ち出していましたが、現在は価格競争が激しくなり、上記のとおり、以前よりはかなり平均相場が下がっています。
とはいえ、安いバリア工法でも30坪の戸建てでは平均相場的に20万円くらいはかかってきてしまうということですね。
以前よりは平均相場は下がっているようじゃが、とはいえ20万円は安くはない金額じゃな。
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達人おすすめ業者はコレ!シロアリ予防費用をできる限り抑えるコツ
20万円は決して安くない金額。
できればシロアリ予防費用はできるだけ安くお得に済ませたいものと誰しもが思いますよね。
シロアリ予防費用をできる限り抑えるコツは、3社以上のシロアリ駆除業者に相見積もりを取ることです。
単価が決まっている業者も多いですが、実際に見積りを取ってもらうと想定より安くなることもありますし、相見積もりを取っていることを伝えると見積り金額が下がることもあります。
もしどの業者に頼んで良いかわからない場合は、シロアリの達人が安くて信頼できる業者のランキングをまとめているので、参考にしてください。
達人のおすすめ業者はシロアリ110番
達人のおすすめは間違いなくシロアリ110番じゃ。
日本しろあり対策協会に加入したプロの業者が対応してくれるぞ。拙者の実家もお世話になったのじゃ。
シロアリの達人がおすすめする業者シロアリ110番です。
達人の実家はシロアリ110番にお願いしたのですが、まずおすすめできるのはシロアリ110番は価格が圧倒的に安いのに施工も保証もしっかりしているということ。
大手の業者に比べて技術力が高い日本しろあり対策協会に加入している地場業者が実際に施工してくれるので、経験値が全然違います。
もちろん工法・薬剤も日本しろあり対策協会指定のものなので安心して任せることができます。
全国平均の予防費用が税込1㎡あたり2,000円のところ、シロアリ110番は1,200円(税抜)です。
坪単価で言うと全国平均相場が税込1坪あたり6,600円のところシロアリ110番は3,960円(税抜)。
試しに30坪での全国平均相場とシロアリ110番の価格で比べてみると、
- 全国平均相場 ⇛ 6,600円 × 30坪 = 198,000円
- シロアリ110番 ⇛ 3,960円 × 30坪 = 118,800円
と、なんと約8万円も安いんです!!
しかも安いだけでなくしっかり5年間のアフターフォローがついているので安心して任せられますよ。
できる限り費用を安く抑えられるに越したことはありません。(ただし安さだけで信頼のおけない業者に頼むことは一番NGです)
\ 達人のおすすめ業者 /
シロアリ110番公式ページ達人のまとめ
30坪でのシロアリ予防の相場価格は20万前後ということじゃな。
またシロアリ予防を更新しないと13倍もシロアリ被害に合う確率があがるとのことじゃ。予防もなかなか辛い価格じゃが、3社以上に見積もりを取ることで賢く予防価格を抑えることができるので、必ず相見積もりをするのじゃぞ。
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